2008年12月14日日曜日

芥川龍之介の河童

最近絵を描きたくて仕方ない神無です。ようやく年賀状に取り掛かり始めたはいいけれど、文芸部も個人的にも描いている絵もあるのであっちいったりこっちいったり。そのうえ予習って恐ろしいものもあるんだZE…

今年の目標は…まぁ、あと一ヵ月もないけど、冬休みの宿題は早めに終わらすです。どこぞの小学生だとか言うの禁止。
でもそういっといて取り掛かるのは年賀状というオチ←

ちなみに年賀状の大半はワーハクタクのあの方です。

母に薦められて、「BOX!!」というボクシング小説を読みました。五時間ちょいかからないほどで読破。勢いがある小説だったのもあるけど、あの厚さでは自己ベかも

で、感想

是非読むべきだと思った。いや、感想の類いは苦手なんですが、もう、その、面白かった。
主人公は勉強だけが取り柄だった少年、木樽と天賦の才を持つ少年、鏑矢の二人。
鏑矢に誘われるのを小さなきっかけとしてボクシングをやり始める木樽。ボクシング初心者の彼がどこまでも愚直に基礎練習を積み重ねている間、鏑矢は順調に大会を勝ち進むもある強豪に破れる挫折を味わい、ボクシングから離れてしまい…
といった感じで進んで行くんですが。説明力ないな私…
主人公の二人はかなり対照的で、でも小説にありふれた才能型と努力型となっている。けど、才能型がずっと努力型の上にいるわけではなく、また努力型が才能型に勝って終わるなんて典型でもなく、くるくると実力が伸びるにつれて変わる感じがよかった。とことん練習を続けて着実に実力をつける木樽はかなり格好いい。
終わり方も「一瞬の風になれ」や「バッテリー」などのスポーツ小説にありがちな、中途半端なところで終わらすやり方ではなく、ちゃんと最後までまとめているところが気持ちよく終えられたので良かった。…というか、ああいった青春スポーツ小説のぼかした終わらせ方は好きではなかったので、個人的に。「一瞬の…」なんて陸上(や友情)についてやりたいのだろうに、中途半端に恋愛に手を出したからモヤモヤしたまま終わるし。で、その後は?みたいな。バッテリーも最後まで主人公の性格は悪い感じだし。
…はっ、愚痴になっていた…
ともかく暇があったら是非読んで欲しい感じの本。雫井修介の「白銀を踏み荒らせ」に近い…かも。ミステリー要素はないけどね。by母

そう

母といえば

今日の夕方過ぎにこの本を母から借りたんですよ。それで二階の自室で読んでいて、読んだまま一階に降りたら私の進み具合に母が驚いて。
どこまで読んだのかと聞かれたので素直に答えると

母「あら、もうそこまで?…じゃあ」

「××(盛大なネタバレが含まれているので自主規制)××のシーンは終わったかしら?」
神無「……((((゜д゜;))))!!!??」
ちゃんとその前だっていったよねぇ!?十ページほど先の、この本の一番の転換シーンをものすごく軽い口調でネタバレされましたorz

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