2009年8月30日日曜日

なんで妹紅がいねぇんだぁあああぁあぁあ!!!!!!非想天則、諏訪子も早苗もお空もいるのにぁあぁい!!

だそうぜ妹紅、だそうぜ妹紅…ほら、永夜抄キャラなんて鈴仙ぐらいしかいないし
EXキャラだからなんて言い訳は諏訪子にこの幻想をぶち壊す!だし。お空と妹紅の組み合わせだっていいと思うんだよね!ね!
つーか2Pカラー吹いたwwローゼンネタ多過ぎwww


なんでこんなこと言いまくりかというと生物の用語ググってる途中だったからです
牛木さんやっぱりアドチル最新刊出してた…orz吉祥寺店め………何故潰れたし


さぁ気合い入ったことだし、化学やるか……


はいどうもschlafenです

同じ塾の女の子たちの会話を聞いていました。
「クラスにオタクが多くて…」
「なんとかハルヒとか、黒執事とか…」
「アニメイト…だっけ?」
「池袋のが…」
オタク批判の会話ダウトー!!!私が話に加わりたくなります!あとついでに言うと、アニメイトが池袋にあったり吉祥寺にあったり透明かバーもらえたりするの知っているのは批判より寧ろオタクだとほのめかしているように聞こえます。つーか二人のうち一人は絶対行った経験があるとみた。だって前私と西尾維新の話できてたもの←
それにあんなにたくさんアニメタイトル知ってるもう一人の子も隠れ疑惑ですよね。
ちなみに私は多分バレてる。だって塾の国語担当の先生がバリバリオタクだから、国語でテンション上がります。でも先生、そんなにヱヴァンゲリヲンがよかったからってタンブラーまでヱヴァンゲリヲンにしなくても………
最近、とらの(ryを知らずアニメイトだけなのはオタクじゃないよ、まだまだ準だよ!とか思い始めてる私はオワタ

駿河可愛いよ駿河

はい、アルファルド格好いいと思う人挙手お願いします!!!!
( ゜∀゜)〇彡゜( ゜∀゜)〇彡゜

アルファルドかっけぇえぇえ!!!
愛ですから!!愛ですから、姉様!!
今週はアルファルドを掘り下げましたね…!相変わらず掘り下げられても正体掴みにくいけど!
ああもうカナン可愛いよカナン
型月エース買っちゃったんですよorz
だってカナンが…げふがふ
最近、空の境界には金を出し惜しみしない自覚はあったけど、その出し惜しみしない範囲が型月全体に及んできたような………魔法使いの夜やりたい←
だって背景が、景色が滅茶苦茶綺麗なんだもん。こやまひろかず先生は武内先生とは違う細かさがあるから、自然背景もそれに合わせるように細かくなって…もうあれだ、惚れた、caved!!←
久遠寺有珠がネタバレるとなんか私の好きになキャラになる疑惑。くそ、ただでさえ青子にときめきしてるのに…!


つーか

そしたら


まさかのカナン劇場公開

……………ホア??(゜д゜;)))


まじかぁあぁああ!?
い、いや落ち着け私…三部構成だぞ?テレビ版の再放送ぽいぞ…?いや駄菓子菓子…ちょっ、ちょっ、ちょっと待て!!ふぉおぉん…とりあえずDVD買いたいな、あはうふorz

型月エースで沢城さんがインタビュー受けてたんですけど、カナンはすごく透明で鏡のような存在だって書いてあったので、すげぇ的に射てると思った。
対応次第で変わりますもんね。嫁だと思えば嫁です←
コミカライズ石田あきらさんだってんで、可もなく不可もなくかなーなんざ思ってたけど、結構忠実でよかった。
成田さんの紹介して射たゲームがすごく気になるwどんだけ最強設定主人公ww


オリジナルキャラを気晴らしに水着で描いてみた。
まほらばじんせいって、このブログ名まんまだけど、女子キャラで固めた脳内学園ものが最近これまた脳内で活性化している…高一の頃のネタなのにね。昔のネタをいつまでも引き続けるのはいいのか悪いのか…うーん、一番長いのだと小学生の頃から引きずってるのが…
彼女は九鬼刻鵺、くきときや。九鬼の名字は笠井先生の某吸血鬼戦争の主人公からバリバリ借りたんですけど、調べて見たら実際水軍を持っていた武将の名だとか
最近、文字の意味とか名字に興味が…文字ひとつでも文の雰囲気はかなり変わるます

頭の中を取り出して整理して、つーかアルクの空想具現化能力が欲しいorz


広辞苑にカナンの共感覚が載っていて地味に嬉しいschlafenでした

2009年8月24日月曜日

…not nothing heart -the Garden of sinners-

カナン、やー!!!!

カナン、やー!!!!!!

マリアがついに告白しやがった…!!!依存告白最高ぅう!!!
ふ、ふふ…なんでまた私の好きなセリフど真ん中がくるのかなぁ…「側にいるだけでいい」………ふぉおおぉんっ


はいそろそろ落ち着こう
どうもテンション高すぎて一周してブルブルするしかなかったschlafenです

カナン!!!( ゜∀゜)〇彡゜カナン!!!( ゜∀゜)〇彡゜

・初っ端から、マリアの夢はみたり、マリアと見つめ合うカナンに悶え
・二度目のデートにちゃっかり誘うマリアにGJ
・今まで特殊な能力に無意識で頼ってたのが、一時不能になって不安になるのは、たまりません!当たり前だったことが覆されて不安で強かった人が精神不安定になるの大好きです←
・つまりはカナンが大好きです、イェアー
・そしてそんな時期なのに告白だなんて…狙ってるのか、マリア
・いや、ちゃんとした見方もしてますから無問題。書くことは感情優先なもので。つかP.Aワークスはトゥルーティアーズといい人の気持ちの動きが神レベル
・ハッコーさんはただの無口薄幸キャラじゃないようですね。むしろ憎しみ募って自爆タイプのょうな…
・そしてまさかのユンユン生存wwあれだけ死亡フラグ立てておいてww

もう、なんでこうも私の超ドツボを突くんですか、カナンは!!
原案もキャラ案も話も画質も関係性も何もかもが神
………DVD買いたいなぁ………←


最近、ようやく絵の才能、母の遺伝子をあまりよく継いでいないことを認める様になった。
というか、姉と妹がレベル高いorz
妹、小学生レベルじゃない…ファッション描けるし色使いうまいし模写もうまいしよく判らない笑いのセンスあるし…

ウドンゲッショー購入。予想以上の特典の多さ&大きさにビビる。妹紅可愛いよ妹紅

さて

本当に、本当に


夢の様な日々の名残

空の境界第七章 殺人考察(後)

観てきました

七章すべて観るのに、二年近くかかりましたね

お疲れ様、お疲れ様、お疲れ様

最後の、「空の境界」は未来福音と一緒に映像化すればいいと思う←

式、君を…一生、許さない

……………溜め息もので感想がないと言う事実
幼少式が可愛かった、とても可愛かった
式の兄が美形だった
ようはあの家族は美形なんです、全員
全章観て、ベストスリー
1.俯瞰風景
2.伽藍の洞
3.殺人考察(前)

別格:忘却録音、殺人考察(後)

やっぱり初作だったからか、俯瞰風景が一番。戦闘シーンが一番綺麗。
伽藍の洞は式復活までの、殺人考察(前)は血が綺麗なのがよくて。静かな空の境界ですね
忘却録音はもう別格。燃えて萌える。鮮花可愛いよ鮮花
殺人考察(後)はやっぱり締めなので別格。式と幹也中心で進んだし、燈子さんのシーンは詳しくやってくれていたのでとてもよかった。鮮花も出ていたし

現実逃避もそろそろ止めないと…はぁ

いいところはまったくみつからなくて、わるいところがたくさんみつかるわたしはまりあいか

2009年8月19日水曜日

虚人「ウー」

生物�の計6枚のレポート用紙両面使って書かれた500の用語を調べるという凶悪な宿題
を、夏休み後半、友人から知らされて初めて知ったschlafenです
一日一枚半進めてるけどキツい…

レポート用紙取りに行った帰り、七軒めとなる本屋でようやく「この広い世界にふたりぼっち」を見つけましたやたー!調子に乗って一気に全三巻購入
今更ながら、これ一巻発売当初すこしだけ気にかかったけど放っておいたもので、最近図書館でみかけて買いたくなったんですが
普通に異類婚姻譚ものかと思ってたら、あるぇ?な感じに百合ってました。しかも全巻通して。
…………類は友を呼ぶレベルになってきやがったか、このジャンルと私!そのつもりじゃなかったのに!!

・毎回同性キスシーンがありました、あはは
・それはもうなんか置いておいて…うん
・蝶々と夕凪がす(ry
…この前書きましたね、既に
・蝶々はストーカー
・でも報われない献身とかそういうの大好きだから全然大丈夫!スコルとは気が合います
・あとがきにもあったけどバリバリ北欧神話が下地。そのネタ考えながら読めたから、さらに面白かったかも
・ただ、異様に句読点があるのが気にかかる。文章の一文一文も短いし。
・不都合なことは見えません、バリアー!!と思いながら読めば大丈夫。キャラと話はまあまあだし、〜だった。みたいなのが連続というわけでもないし


最近、暇があるとうみねこ考察をしてみたり
ネタバレ知ってるいえど、まだ読了はEP1だけだけどね。小説借りたのだからね。ま、まだ魔女に屈したわけじゃないんだからっ!orz
でももう解決編出始めましたもんねー気になる…
とりあえず犯人は源次さんともう一人誰かってことで…チェスは16個の駒だし、雰囲気似てるアガサの「そして誰もいなくなった」でも犯人二人だったし(うろ覚え)…当て勘だけどね。あれ、でも源次さんがロノウェならマイナス1?倉庫の文字は微妙な空白があって…杭は銃で発射で…はいそれ以降わかんねorz
ジェシカとカノンが一番好きなカップルです。久しぶりだね、同性じゃないの!!←
そういう気のない作品だからってのもあるけど
というか小説一巻読み終わった日がちょうどアニメの日だったので見てみたら、ジェシカのバンドがまさかの東方コスプレに本気で吹いた。樹に聞いたら原作はつるぺったん歌ってると言われてさらに吹いた。ジェシカ似合ってたけど!カノン私服いいね!
でもなんで咲夜さん・文・魔理沙の組み合わせなんだろう…アリスやパチェは王道すぎるから別によしとして、文の代わりに霊夢やこいしでも…げふん

東方といえば

チラリズムと東方ウィキ見ちゃいまして(終わっとけ
毘沙門天の予想グレイズッ!帰依してた
今回のラスボスは幽々子様並に悲しい設定すね…つか敵キャラがいい人多くて、自機の人達の方が容赦なかったり問答無用で襲ったりひどい性格してるのって
でもまだキャラ絵見てないので早く学校の情報の時間来ないかなー
つか非想天が気になりすぎる…!!今一番やりたいゲームです


霧江さんとパルシィとタママとで嫉妬組作ればいいと思う←

2009年8月15日土曜日

不死「火の鳥-鳳翼天翔」

夏コミ行きたいー…とやったら夏コミ一発変換できたこの携帯終わってしまえなschlafenです

いばらの王映画化らしいですね…あれ映像化だっけ?とにかくこのニュースは今後が気になる
いばらの王はお勧めー
いばらの森じゃないよ←

空の境界…やっぱ正直に言うべきかなぁ……親に……巴VSアラヤ的な図なんですけど……もちろん私が巴ですorz
せめて朝の二番目公演ならごまかし利くんだが……

先週の化物語がまさかの総集編でorz状態だった
ので、今週こそ駿河だぜっと思ってたら放送時間間違えたorz


ネットの情報を掴めないから今どうなってるか分からないけど東方やりたい…もう新作クリアした人いるんだろうなぁ………………


カナンのOPを着うたで取ろうか迷いマイマイ
だがとりあえず吐血
今週は、吐血。いつもか
まあ今週はスケールでかかったwwステルス爆撃機て
・アルファルド格好いいよアルファルド
・マリアのお父さんてば替え玉マジック?
・どうやらPSPを待てと。428で蛇の目的を言っていたらしく、アニメだとマリアが聞いても覚えてないのかと一蹴(態度でも、物理的にも←)
・蹴られてもいいからアニメから入った私に説明ぎぶみ…買えと!?買うさ!!
・ちくしょう、みんなの過去が気になる気になりすぎるぅう…orz
・マリアをもっと弱くするか、あの優柔不断さをもうちょいかえてほしいな…みたいな。まぁ君はカナンカナン連呼してればオッケ!!←
・カナンの能力はデジタルも使えるて、なんてチート能力
・好きにしろ→好きでは止まらない…愛です、姉様!!!
・田中理恵さん演技よすぎwww

うん、ようはウーアウイルス撒き散らされて米が上海爆撃しようとしたけどカナンのおかげで危機一髪助かった、けどカナンの能力使えなくなった疑惑
あとマリアのお父さんは抗ウイルス剤開発者。たしかだからマリアはウーアにかかったけど無事だったんだけ?
来週も気になる
そろそろ終盤への準備段階だし
キャラはアルファルドとカナンがトップツー
どっちもカナンならカナンでいっか

アルファルドもカナンで、
アルファルドのカナンがカナンで
カナンのカナンはマリア
これでよし!!←
妄想でもいいじゃないか
で、リャンのカナンはアルファルド
うん、ややこしいな
まとめると、ようは

リャン→アルファルド→カナン←→マリア

一方通行って素敵だよな…これの最後両方向だけど
みんな片思い!
永夜組でやれるんだよなー私の趣味抜かしたら

てゐ→うどんげ→永琳→輝夜→妹紅→慧音

みたいな


とりあえず、落書きを

つか、久しぶりにこむちゃ聞いたんですが、いつの間に小清水亜美降板してたんすか?それともお休み?でもCM明けの声とかも変わってたからやっぱ降板かー

2009年8月13日木曜日

不滅「フェニックスの尾」

自分で描いてみたロボがどうもエヴァ〇ゲリオンの影響受けているように見えるのが残念なschlafenです
んー、舞乙HiMEのラドぽくもある
オリジナルロボなんていまじゃガンダムの影響を色濃く

昨日はペルセウス座流星群でした
恐らくムシウタファンの8割は心の中で亜梨子、摩理と叫んだと思う。残念ながら私は心で叫んだものの普通に就寝してしまったけど
でも曇ってて見えなかったらしいですね、残念…


…私のLISMO以前の音楽記録媒体ってカセットなんです
…CDウォークマン持ってなかったんですよorz
で、久しぶりにそのカセットたちを漁って聞いてみたんす

…………うん、いや今ストロベリーパニックのEDが流れてまして。清水愛と中原麻衣がいちゃいちゃしてるうぅう…!!!!あれPVのラストがリアルキスシーンで話題になったんだよなぁ………え、知らない?いいよ知らなくて…
しかしその後が懐かしのロコロコの歌だったり、滅茶苦茶な曲選ながらもとにかく懐かしい歌がたくさんあってやばかった。ハレ晴れ愉快がまだ発売前だぜ
驚きは自分が曲順とか名前とか聞かなくなって久しいのにまだ結構覚えてること。これ何の曲だっけ…あぁ、ヤミと帽子と(ry
中学時代のカセットですが、この頃からすでに趣味は始まっていたんですねーはい
でも肝心のCDに落としたいかもと思うやつの名前を思い出せない
静留さんキャラソン後になつきキャラソンきたのには吹いた。
小林ゆうさんのラジオを録音していたので悶えた。くぅう、ゆうさん可愛いなぁおい。この頃はまだ格好いいキャラ役が多かったのに…ララ・ゴンザレスは却下


とかなんかしてたらカセットデッキが破損して聞けなくなるという・゜・(ノД`)・゜・
神はどこまでも勉強しろと宣ってらっさるorz
で、とれた部品をつけ直していざ聞かんと再生ボタン押したら反応しないorz無理矢理いじりすぎたか………orz

親が沖縄から帰ってきました
うみぶどう美味
お土産がウミウシのシールて

しかしまぁ、この広が見つからない……
これでメイトにもなかったら、もうどうしようもないな…

2009年8月12日水曜日

とある回想に依る日常「…もしくは雪那暴走回顧録」「うるさい」

…暴走しました
・字数足りなくて無理矢理終らせた感あり
・美咲・雪那のお話です
・樹たちに百合もの貸したからか、突然書きたくなったorz
だからジャンルは察して…林家志弦布教二人目成功ー!!

・この広い世界でふたりぼっちが五件本屋回っても見つからないorz

※※※

神宮寺雪那


彼女のことは、生まれる前から知っていたと言っても過言ではない。

私たちは香坂と神宮寺の初代当主たちの生まれ変わりだとかなんだとか、色々と言われてきた。それが本当なら私でない私がいるという実に不愉快なことではあるが、前世からの付き合いということなら、生まれる前から知っていてもおかしくはない。

迷わない彼女は、いつも揺れる私を支えてくれる。私がいるから、彼女は迷わないのかもしれない。
本当は折れやすい心を持っている彼女を、私は支えているつもりだ。彼女がいるから、私は折れることを知らない。
つまりは二人がいることで、二人は互いの長所と短所をつくり補い合っている。

雪那がいなければ、私は「私」ではなくなるだろう。
私がいなければ、恐らく雪那は「雪那」でいなくなる。


自惚れなんかじゃない
雪那のことは知っているから
私が彼女の何を知っていて、何を知らないかも

雪那だけが、私を構成する唯一の「世界」だから

世界のことを知っているのも、
知らないことを知っているのも、
当たり前ではないだろうか?

※※※


……
………

私は体を動かさずに、目だけ開いて意識を戻した。

目に見える天井は馴染み深い…いや、まだ住んだ年月から言えば実家の方が長いが、とにかくそれは私の部屋の天井だった。
音もなく起き上がったつもりなのに、パサリと何かが私の肩から落ちる。つまんで見ると、それはかけた覚えのないタオルケットだった。
次々に与えられる視覚情報に起動たばかりの私の頭は耐えられず、とりあえず目を瞑ることで応急処置を施した。

さて、何も見えなくなったところで確認しよう。

ここは私が住むマンションの一室だ。
正確に言うなら私の住む部屋の、狭いダイニングに置かれたでかいソファの上だ。

そして私は寝ていたらしい。「彼女」がいつものように部屋へ来たところまでは辛うじて記憶があるけど、それ以降どんな対応をしたか思い出すことができない。
私は「彼女」が側にいるか、何度も頭を殴打されて昏睡状態にでもならない限り眠ることはない。頭は痛くないから、恐らく前者の理由で眠ったのだろう。
この前寝たのがちょうど意識がなくなる前の記憶から四日前だったはずだ。どうやら疲れが祟って、緊張の線を切ると一気に眠りの淵へ着いてしまったらしい。
そうだとすると、私は余程のことがない限り起きないはずなのに…さすがに二、三日ずっと眠ってましたなんてのはない。お伽話の眠り姫じゃあるまいし。
…読んだことは、ないけど。

「あら、起きちゃった?」

ふれると溶ける、雪のよう
そんな柔和な声が私の背後から舞い落ちた。
振り返らなくても相手は判ったけど、それでも私は振り返る。
色素の薄い、けれど艶やかな灰銀の髪
虹彩までも色は薄く、僅かばかりの茶色に透けて血の色が見える
彼女は夏を体験したことがあるのかと疑いたくなるほどの白い肌
細身の体に柔らかい笑みはいつ溶けてしまうか不安になる儚さをかもしだす
「だがしかし、実際は結構図太い一面もあるのです」
物事に動じないとも言う
「こら、建前と本音が逆だよ」
そう言いながら笑う神宮寺雪那は、トレイ片手にソファを回り込んで、私の向かいにある机の前で腰を下ろした。
トレイには、簡単ながらも色とりどりのおかずが並べてある。よく見なくても、二人前の食事だった。お茶碗やコップが二つあるし、雪那は少食だから一人でこんなには食べれない。
「ずっと寝てるみたいだから、先に食べちゃおうかと思ってたところなんだけど。ちょうどよかったわね」
箸を一膳、私へ渡しながら雪那が言う。
低血圧じゃないし、普段ならもっと綺麗な目覚めなのに、今日は直前で夢に似た何かを視たからか、どうも頭の回転が遅い。まだ身体や思考が綿に包まれた感覚で、私は雪那から箸を受け取る。
「…寝てからどのくらいたった、かな」
「んー、24時間ほど。もうちょっと寝てても平気だったのにな」
「そっか…でも、それじゃあ雪那とご飯食べられなかったよ」
………ようやく頭がいつも通りに働き始めようとしたけど、その動くか動かないかの微妙な時期は思ったことをそのまま口走ってしまうことがある。
今も口にしてから、自分がいかに阿呆な台詞を言ったかに気がついた。見ると、雪那も呆れた顔をしてこちらを見ている。
雪那は感情を顔に出す時は遠慮なく出す。だから余計に心を抉られる。
「…いつからそんな幼児退行しちゃったのかしら」
「いや、その、これはっ、あれだ、あれ!思ってたことをフィルタリングする暇がなかったというか!」
「………墓穴掘ってどうするのよ…」
「だ、大丈夫、今の思考はそんなものじゃないから大丈夫。大事なことだから二回言った。よし、じゃあもう一眠りする。うん、そうする」
いたたまれなくて、テンパってて、もう眠気はすっかり覚めたというのに私はタオルケットを手に、雪那へ背を向ける形でソファに寝転んだ。
どうも今日は頭のネジの調子が悪い。

そんなことしたって、お互いのことは判ってしまうというのに。

「一方的はズルイよ。私も幼児退行しちゃおっかなぁ」
……やめれ。
その口調が既に幼児退行してる。
「…私もせっかく久しぶりに二人きりで食べられると思ったのにな」
うぐぐ。
ズルイのはどっちだよと言いたい。
こっちが寝られないのも、自分が言ったことが本音だってバレてることも知ってて、それでも口にする。
そんな彼女は、言い忘れたけど意地が悪い。
「そしてあなたは意地を張る」
「…誰がうまいことを言えと」
恨めしく思いながらタオルケット越しに顔を覗かせると、雪那は心から幸せそうな顔をしていた。
多分、同じことを考えていたのとそれで充分私をからかえた両方からきた笑顔だろう。
「で、私はどうせ起きちゃったなら一緒に食べたいわけだけど」
そちらはどうですか?なんて雪那は問い掛ける。
先程は口から無意識に滑った言葉だったけど、今度はちゃんと意思を持って口にしろと言っている。
昔の雪那はもう少し性格に可愛げがあったのに。
…小っ恥ずかしい。穴はどこだ、入りたい。でもここには隠れる場所も選択肢もない。
「…………わ、私も食べたい、です」
「誰と?」
「ぅぐうぅぅっ…!!雪那と一緒に食べたい!はい、これでいいんでしょ!!もういい加減からかうのやめてもいいんじゃない、雪那!?」

「ふふふっ、よくできましたー。正直が一番よね、…美咲?」

わざわざ相手は判っているのに言う恥ずかしさ!しかも相手が私に言わせる屈辱!
二つが同時に私の頬を赤らめる。
そんな私を涙目ながら雪那が笑う。もうちょっと慎んでも罰は当たらないから慎めと言いたい。そんなあからさまに笑うないでほしい。
「ご褒美に…はい、お口あーん」
おかずの一つである肉じゃがのジャガイモを箸にとると、雪那はそんなことをのたまいながら私に差し出してきた。
「私はどこの二歳児なんだ!!そのくらい自分で食べられるっ!」
もう幼児退行ごっこはお終いにしてほしいのに、悪乗りが過ぎる!
私が半ば本気で怒っているのを理解できなかったのか、しばらくきょとんとしていた雪那はどこかで結論に至ったのか、仕方なさそうにジャガイモを自分の口に運んで咀嚼した。
「…………あー、美咲はまだ判んないか。これの意味」
残念そうに雪那が呟く。なんだ?子供の真似ごと以外に意味があるのかそれは。
「美咲がまだまだうぶって意味」
「なんで"口にあーん"を拒んだらうぶなんだよ。そんなもん、寧ろ子供が親にされるものじゃないのか」
我が実家ではありえないけど、一般論的に言って。
「うん、ソウダネー…美咲がもうちょい知識を増やせば、よりからかいの幅が広がるのに」
「広げなくていい」
「何も特別なことじゃないらしいわよ。ほら、好意を持つ同士が相手の口に食べ物とはいえものを入れるのってドキドキ背徳感覚じゃない。それを手軽に味わいたい恋人がするわけよ、"お口にあーん"」
「だったら湊としろよ!?恋人なんだし!!」
「だから予行演習よ、美咲も好意を持つ同士には間違いはないんだし…でも実際、結構危なかったわ。自分がいつもしている日常行為を他人にするのって、勝手が違うというか…こんなにもドキドキするなんて…」
「じゃあするなよ!?」
雪那が変な説明したから、こっちまで先程の記憶が甦ってドキドキするじゃないか!!
た、確かに自分がいつもすることを雪那にやられると、気恥ずかしいさ。髪の毛梳かれたり、傷の手当てとか意識しないようにしていたかも…。
でもだって、たかがジャガイモだけど、口に入れられるとか…ってちょっと待て、何故もう一回ジャガイモを私へ差し出すんだ雪那ぁ!?
「ザ・リベンジッ」
「ばっ、馬鹿!?」
ジャガイモを渡しやすいようにか、向かいから隣へ寄ってきた雪那を必死に押しとどめる。が、雪那も色々と混乱しだしているらしく、こうなったらどの予行演習だってやってやるみたいな危ない雰囲気で迫ってくる。
…私と雪那では腕力の差はかなりある。でも、あるからこそ加減が逆に難しい。まして雪那だ、私が力づくでなんとかできるわけもない。雪那は私の唯一の弱みと言っていい。
でもとりあえずこの危ない雪那はだめだと思う心と雪那に抗えない心の葛藤が私の中で繰り広げられる。
周りの気温が二、三度高くなったんじゃないのか。私も雪那も顔が赤い。せっかく眠気から覚めた頭を、熱さが靄となって覆ってゆく。
そのせいか、雪那をとどめる力が少しずつ弱くなる。身体が段々、彼女には降伏だぜと白旗を上げてゆくような錯覚に陥った。雪那は雪那で勝機とみたか、ジャガイモを私の口の前まで持ってきた。
「みっ、さっき…ほら、口開けて?」
「ちょっ…雪那怖い!」
「大丈夫、今楽にしてあげるわ…!」
なんかもう雪那の目的が倒錯してる。そのことにさえ彼女は気付かない。私も思考の片隅で考えただけで、もう身体はほとんど雪那に服従してしまっていた。

雪那が差し出すジャガイモを、口がゆっくりと開いて中へ入ることを許した。
彼女のうろんだ瞳が私の潤む瞳と交錯する。
もはや抵抗する意思のない私の腕は、ただ触れる雪那の熱を感じるためだけにある。
…頭が霞み、もう成すがまま。何を成されてるかも判らない。ただ、舌がジャガイモの感触を感じ取って……


「……………何してんの、二人とも」


最後の最後

ソファの後ろ側にある台所横の戸口から声がして
邪魔者、もとい救世主が現れた


名を、武仁湊という


※※※

武仁湊。
肩書きは、雪那の恋人である。

「俺は頼まれてた書類を渡しに来ただけだったんだが…何故赤面の雪那が、同じく赤面の美咲を押し倒すように肉じゃがを食べさせようとしている場面に出くわさなきゃならないんだろうな」
「しっ、知るか!!この状況はこっちが聞きたいぐらいだ…!」
「えと、ありがとう武仁くん」
ちなみに二人はもう離れている。私はソファに、雪那は湊から何か書類を渡されていた。
人生は三十六計逃げるに如かずがモットーの湊は、恋人から誤解であるとの説明を受けると追及しないまま逃げるかと呟きながら帰っていった。
どうやら雪那がドアを開けっ放しにしていたそうだ。不用心、とは私もよくやるのであまり言えない。

私も雪那も、こちらの「常識」とは異なる常識の世界から逃げた存在だから

無理に入ったら殺されることが明白の家に、鍵など注意書があればいらないから。

……そんな感じで、有耶無耶にしてみる。私たちの世界は、逃げてきた身としてあまり語りたくない。
今回の騒動も、雪那は逃げてきたこの世界の「常識」を知って、試してみたかったからだろう。

………そうやって、私は自分を納得させた。
ちなみに食事はその後普通にとった。

ただ、それだけの話

まだ、世界が壊れる前の話

2009年8月7日金曜日

蓬莱「凱風快晴-フジヤマヴォルケイノ」

最近の運動は犬の散歩だけという肥満予備軍になりそうで戦々恐々schlafenです。
塾ばっかだしなぁ

最近、ほんとにジャンルが定着してきたorz
ガガガ文庫のマージナル6巻、立ち読み30分ちょいで済ませたんですが…ほんとなら、この広い世界でふたりぼっちを購入予定だったんですが…なかったから…うーん、しかし…やばい←
今回は主人公目線じゃなかったのがよかった。
殺人者と一般人の境界に立つことなく、一気に線を踏み越えた二人の話。マージナルは壊れた人の話だから好きかなぁ。挿絵がkyoさんだからってのもあるけど。だから興味持ったんだし。うたわれ、舞HiME・舞乙HiME、マリみてと私の好きなタイトル全部描いてるイラストレーターいたら興味持つに決まってますよ
なんというか、こういう二人だけで構築された世界で充分と考えるキャラが大好きです、聖様しかり
普通のも好きなんですけど、手探り感ならかずまこを、ギャグなら林家志弦を越える人をあまり見掛けないから物足りなさが
志村貴子さんはどちらかというと別ジャンルな気が…百合というより何かに揺れる思春期の心情を描きたい、みたいな
二人だけの世界で満足しているのに、世界は二人だけで構成されているわけじゃない。
これに関してはいばらの森がすごかった…
求めれば求めるほど孤立するところとかね、もう
話が動くにはどうしてもその世界を壊さなきゃいけないし、そこがたまらない
あー、オリキャラの美咲と雪那もこれに当てはまるのだろうね。私の好きな設定を詰め込んだキャラたちなわけだし
書きたいなー…文章力ぎぶみorz
一応壊す予定はたってるのに書けない
キャラを殺すのはすごく大変だと思う

まぁつまり何が言いたいかといえば、5・6巻のマージナルは鼻血ものでしたという話
今度ウドンゲッショー発売日にでもメイト言って、らっきょ下敷きとこの広い世界でふたりぼっちを買うんだ…
実はタイトルが少しうろ覚えな件について

この広い世界でふたりぼっち

きっかけは七草さんが挿絵という見事なジャケ釣りだったわけですが
七草さんの絵と世界観が合っててすごくいい。シロと蝶々と夕凪が好きです旦那
けして主人公の名前を忘れたから可愛い言えないんじゃない、ち、違うんだからっ(黙れ
…テンションおかしいですね
レッツスルー

携帯のイヤホン接続部分の調子が最悪なんですよ
なんで携帯ショップいって修理頼んだんですよ
そしたら一応確認のため、と他のプラグでやってみたら普通に聞けまして
しょうがない、イヤホン古いしなと思って新しいの買ったんですよ
よし…これで図書館でも集中できるさね!と試し聞きしてみたところ

"ザッザザッザー…ガガガ、ブツッ"

…………( ゜∀゜)〇彡゜
明日にでもショップ行くか…

今日の化物語は駿河なので楽しみ

2009年8月5日水曜日

東方緋想天「蛇足の訪れ」

最近、ほんと百合が多いと思いますschlafenです。私を殺したいのか、失血死で

今期でかなめも、咲、青い花、カナン、表立ってないけどティアーズトゥティアラもモルガンとオクタヴィアがそうだし
つか久しぶりにT3みたら初っ端からオクタヴィアたちが百合百合していて鼻血ものだった…ちくしょう可愛いな二人とも!!
T3外伝出るそうですね、リディアとオクタヴィア表紙の奴に釣られて知ったんですけど、またPS3かよ…orz
オクタヴィアが結構活躍したり、リディア操作可能とかあってかなり気になるのにorz
はやくPSPに移植すればいいのに

そいや、かなめもを初めてまともにアニメみました。空の境界特集と同時進行で
もうユーキとユメ全面に押し出しちゃって、はるか暴走させて放送禁止になっちゃえばいいよ、この番組

夢は非現実的なのばかりなのに、五感は無駄にリアルなので困ります
樹と葵さんが私の部屋に突撃隣りの愉快犯してくる夢だった。しかも朝方。ちょ、祖母が起きて来るからまずいよと言ったものの、姉の部屋にも友人がいるから大丈夫と言われた。オチなし。だが起きてから考えてみると、それいっつも私が樹宅にてしていることだよなぁと思った。反省

他にも巨漢のひったくり犯を捕まえたもののデカすぎて捕まえきれてなかったから警察呼んだら実はその警察官は偽者でひったくり犯がもっていたデータを盗もうとしていたとか、
プールの管理人がなぜか陸部のコーチでプールには鯉が泳いでたり

というわけでもないけど、緋想天if二話目

今更、妹紅の気候はちゃんとした天気の名称の方がいいのかと思い直す。サイトに載せ直す時に修正しよう。
やっぱり炎天かなぁ…火神鳴でも…

どうでもいいけど、吸血行為ってエロいよね←

※※※

壊れていた。

何がと聞かれれば、私の家ではない。
幻想郷の境界に建っているという博麗神社が、だ。

「私の家も結構な壊れ具合だったけど…これはまた、見事なまでに崩れているな」
相変わらずの炎天下、迷いの竹林を出てアテもなくうろついていた私の足は、いつの間にか博麗神社に向かっていた。
異変解決が巫女の仕事らしいので、何か知っているかもしれないという希望でとりあえず寄ってみた、のほうが近い。その結果がこれだ。
しかし、ここ最近起きた噂さえも聞いていないのに、まるで地震に遭ってしまったような壊れ方だ。
巫女が弾幕遊びでもして壊したというほうが真実味があるかもしれない。流石にそれが事実ではなさそうだが、あの月夜に現れて私を容赦なく倒した巫女や周りの妖怪たちならば可能性はゼロと言い切ることができなかった。
私も大概に自分が化け物だと言われるような存在だとは自覚しているが、あいつらほどではないとも思っている。巫女や魔法使いや悪魔のメイドやら、同じ人間なのかと疑いたくなる。
「やっぱり巫女が壊したのかもしれない」
「誰が自分の神社を壊したって?」
「噂をすれば影」
「もとからいたわよ」
壊れた神社の近くにあった木陰で涼んでいたらしい巫女が抗議の声を出してきた。
「それは地震のせいよ、まったく」
「地震?そんなものいつあった」
その言葉に、霊夢は信じられないとでも言うような顔で私を見る。あんな大地震に気付けなかったの?という感じだ。
しかしどう記憶を漁ってみても、私は地震なんて自然災害には被っていない。竹の被害なら遭ったんだけど。
「いろんな奴等が代わる代わる、まるで見せ物小屋のように見に来るし。終いには見物料を取るわよ、見物料」
壊れかけの賽銭箱を指差しながら、半ば本気の表情で霊夢がつぶやいた。
「私の処も突然竹に壊されたんだが、これ、異変なのか?」
「そろそろ動くわよ。もうさすがに家なしじゃ、この晴れ続きには耐えられないわー」
巫女が動く。それは神社だけが大地震に見舞われたことが異変だという意味になる。
即ち、私の家を壊れたのも異変が原因の可能性が高くなり、つまりは私の家を間接的にでも壊した犯人がいるということだ。
晴れ続き、の言葉に少し違和感を持ったが、その犯人探しには大いに賛成したい。
「なぁ巫女ってどうやって異変を起こした奴を探すんだ?」
それは少し参考にでもして私も自分でそいつをつき止めようと思って言ってみたのだが、あの問答無用巫女に対して浅はかすぎる言葉だった。
「どうって…とりあえず怪しい奴は倒す。倒して行けばいつか原因の主にあたるし」
霊夢はだるそうな顔つきで私を睨むと、分かりやすいほどに敵意を表してきた。
私は前触れもなく霊夢に初めて会った時の記憶を思い出した。うん、あの時もこの雰囲気だった。
この、容赦も遠慮も何もない、圧倒的に相手を倒すだけを目的にした雰囲気は…!!
「あんたみたいに、普段ここにはいない奴は特に怪しいのよ。手始めに倒されなさい!!」
「やっぱり薮蛇だった!」
巫女が札を取り出し、私に向かって投げ付けるのと、私が上空へ飛ぶのは同時だった。
私もすぐさま札を巫女に向かって投げ飛ばした。巫女の赤色の札が周りに散らばり、私の青の札がその隙間を埋め尽くす。互いに互いの札を避けながら、上へ下へと移動を繰り返す。
なかでも大きなアミュレットが、札を躱し続ける私を追って来た。
「ぅわっ!?」
挟みこむように襲いかかる二枚のそれを紙一重の差で避けた目の前に、勢いよく振られた巫女の幣が迫っていた。アミュレットを避けることに集中して霊夢に気がつかなかった私は避けきれず、それにまともに当たってしまう。衝撃に怯んだ僅かな隙も見逃されず、反撃も許さない容赦のない連撃が襲いかかった。
徒手に幣、針に陰陽玉も複数出すあたり、私が死んでも大丈夫だと思っているのだろう。まぁ確かにそうだけどさ。なんとなく、先程の理不尽と叫んだ鈴仙の気持ちが判った気がした。
判った気はしたけれど、それに甘んじる気はない。このまま霊夢の流れになるよりも、この手に握った一枚を消費したほうがマシだ。

スペルカード、不死「火の鳥-鳳翼天翔」!!

火の鳥を背後に顕わし、私を含めた一切のもの焼き付かせる。鳥と身体の不死の力をもってして再生する私と違い、周りはその炎にくるまれて炭へと変わってゆく。
死に、そして再び生まれた喜びから鳥は羽ばたき、それだけで飛び散る火の粉さえも弾幕の一つとして、辺りをたちまち紅蓮に染まる煉獄へと変える。
「ただでさえ暑いのに、これ以上熱くしてどうするのよ!!」
さすがに巫女というべきか、霊夢は火の鳥の直撃を反射で遠ざかることで避けていた。
「打ち水でもしてればいいだろ!!」
しかしそれだけでも、私が立ち直るのに必要な時間を充分に稼ぐことができた。スペルカードの効果がなくなる前にもう一度火の鳥を霊夢に向かわせ、それに追い討ちをかけるよう焔をばらまく。
「…ぃい加減に、しなさいっ!!」
勝てた、そう思えたのに巫女は瞬時に二重結界を展開させて、空間を歪ませることで火の鳥と札を防ぎきっていた。
それに加えて熱いのがよほど気に食わなかったのか、結界で熱を吸収した力をそのまま巨大な陰陽玉に取り込ませて投げ付けてきた。
陰陽玉は弾くには少し痛そうなので避けてから、相手のペースにならないよう牽制のための弾幕を放つ。
ここまできたら私を封じようとする二重結界の弾幕と、私の結界をこじあけようとする札と炎が入り乱れ、もはや二人の根較べになっている。
そんななか、ピキッという微かな崩壊の音を聞いた私は最後の畳み掛けに出た。片手の炎を両手に広げ、加えて両足にも炎をくべて、連打連撃を繰り返す。
途切れ途切れに聞こえていた結界の壊れる音は次第に連続したものとなり、終に硝子を砕いたような音となって結界の崩壊を知らせた。
二人の間には何の境もなくなり、届かなかった炎と札が塞き止められていた勢いを取り戻すような速さで霊夢へ躍りかかる。
諦めた巫女のくたびれ顔が一瞬だけ見えて、その次の瞬間には炎と札の連鎖反応で生じた爆発が私の視界を覆っていた。

×××

「もうしばらく動く気力がないわ…冷酒が飲みたい…」
私が使った炎の残照によりさらに暑くなった境内で、猫のように冷えた場所を探し出した霊夢が溜め息を吐いた。
「で、本当に何の手掛かりもないの?」
弾幕遊びをしている間は感じなかった猛暑に再び心身を焦がされながら、私は霊夢に質問した。残念ながら私には霊夢ほどに鋭い勘を持っているわけではない。むしろ過去を振り返る限り、私の勘はあまり当てにできない。
「だからいつも行く先々の敵を倒してけば、往々にして黒幕に辿り着くものなのよ」
「そんな辻斬りみたいなことしたくない。せめて行く方向だけでもいいから」
「んー…あ、そういえば咲夜が山の上で友人ができたとか言ってたかなぁ。なんでも地震を操るとか…そいつなら何か知ってるかも」
幻想郷にある山は、一つしかない。
あの不死の煙が立ち上ぼり、木花開耶の姉である石長姫が住まう妖怪の山。
…うん、まだ山登りはしていなかったからちょうど良い機会なのかもしれない。
「はあ、しばらく焼き鳥は食べたくないわ」
「なんだ美味しいのに」

2nd stage clear!!

2009年8月1日土曜日

灯ダチ

カナァアァアン!!!!!!

げふごふげふっ、ごぁっ

………しばらくお待ちください


…ふぅ。
どうもっス、ユンユンのまさかの、っス語尾にびっくりschlafenです
あぁもうなんだってこんなげふ、毎回毎回悶え転げるようなごふっ、話にしてくれるんだまったく
血と勉強時間が足りないよ、大幅に!!!←

だいぶカナンの世界設定が分かってきましたね。悶えます。
リャンの暴走?をアルファルドが放置してるのはわざとなんでしょか?どうやら来週マリアとアルファルドが出会うっぽいけど…ああもう考えるだけでブルブルしますね、来週かなり気になる
ユンユン死亡フラグだしorz
キャラメルで脚本の人が誰かを殺すっぽい発言してたけど、ユンユンか…ハッコーも危ないよなぁ…

とりあえずカナンの「マリアを悲しませたくないから」発言は王道ですからね、血が足りない血が
マリアはできれば優柔不断っ子にはなってほしくないんですけどね
これで5、6話目ぐらいだっけ。そろそろメインに移りそう。
キービジュアルでハッコーの恋人ぽい男の隣りにいる子がまだ未登場ぽい、気になる
だがハッコーも任務で潜伏中なら彼を裏切る可能性もありやなん?

つか、樹から聞いたんですが

Fate映画化ってマジすか

おわぁ型月時代キター
製作はどこなんでしょうか
話はどうするんでしょうか
もう一気にゼロ→Fate→ホロウ→フェイクまでやっちゃえばいいよ
ホロウ、フェイクはまだ冗談としてもゼロは結構やってほしかったり
最近まじで型月フィーバー
空の境界、カナン(原案・イラスト)、月姫リメイク、魔法使いの夜…あと奈須さんでDDD3を執筆中ぽいし


どうでもいいですよ↓↓

樋口さんが等価交換される前に旅立たれました、持ち主の許可なくして

=紛失


……………・゜・(ノД`)・゜・

どうでもいいですよ

………どうでもよくねぇえぇえorz